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マグカンさんの作品:第19回MAGKAN漫画賞、結果発表!

第19回募集、編集長特別賞2作品、ノミネート3作品選出!

多数のご応募ありがとうございました。その中から選出された、栄えある受賞作品は…? (5月末締切分)


勇者はただいま魔王に攫われています
之原侑

 

あらすじ
魔王討伐を目前にして女勇者が攫われたのは…魔王を攻略する恋愛ダンジョン!? まさかの連続、ニヤニヤしてしまうこと必至のラブコメディ!
作品講評
男らしい女勇者、その勇者にベタぼれの魔王というキャラが振り切って描かれており、面白いだけでなくキャラに愛着を持てた。小さくまとまらずに読者の予想を覆そうとする展開は良かったが、中盤がやや長く感じてしまう。次回は読者の気持ちも一緒に上がってしまうような、印象的なシーン作りを意識してほしい。前作から画力は大幅に上がっていたが、安定した画面作りも今後の課題。センスは随所に光っているので、これからに期待している。
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砂漠の王子と赤髪の魔女
オニギリ晃

 

あらすじ
感染すると致死か魔物になるという流行り病「赤眼症」。その元凶は「魔女」であるとされ、砂漠の国タントワーグ王国では魔女狩りが始まり…。
作品講評
少ない線で的確にキャラクターを捉え、筋肉の造形をしっかりと描いている。骨があり筋肉があり皮膚があることを、作者が自覚して描いていることが非常に好印象。反面、背景の描きこみにはまだ拙さが残る。背景にも愛をもって描いてほしい。構成もまだ未熟なところは多いが、それを凌駕して余りある将来性を高く評価。とにかく枚数を描いて、更なる精進に大いに期待したい。
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金魚と迷い後
本田紺

 

あらすじ
主人公・蒼太の幼馴染みである朱莉ちゃんは、ある夏祭りの日に行方不明になった。朱莉ちゃんがいなくなったのは自分のせいだと、自身を責め続けてきた蒼太の目の前に、突然朱莉ちゃんが現れて…。
作品講評
全体的に拙さが感じられるものの、ストーリーの構成が丁寧で、読者を楽しませるための展開や仕掛けをいくつも用意している点が好印象。ミステリアスでダークなエッセンスも上手く取り入れていたと思うが、一番の課題は画面作り。構図の切り方や背景描写、コントラストを意識してクオリティを追求していってほしい。若き才能に期待大。

 

群青と朝陽
ちるぬるを

 

あらすじ
「どうして俺がこんなに苦しくて コイツの方が幸せそうなんだよ」いわゆる"宗教2世"であることに苦しみ悩む群青は、久しぶりに再会した後輩の朝陽に酷く嫉妬していた。彼は先天性疾患を持っていて、自分と同じように生き辛いはずなのに…。
作品講評
生きることを苦しむ主人公の姿をしっかり描き上げており、読み手の感情を掴もうとするシーンが印象に残った。しかし、そのシーンが物語のピークになってしまい、"宗教2世"という大きなテーマを漫画として昇華できていなかった。投稿を重ねるにつれ画力はどんどん向上しているので、今後は「読者をどう楽しませたいか」も意識して作り込んでみてほしい。

 

目覚めの時まで腕の中に
もんもんもんぶらん

 

あらすじ
10年前、吸血鬼と人間との間で起きた争いはハーカー家の活躍により、人間たちの勝利で幕を閉じた。だが、生き残った吸血鬼たちはその正体を隠し、人間たちへの復讐する機会をうかがっていた。そんな中、ハーカー家の娘・レイラはかつて自分の命を救ってくれた恩人・アレックスが吸血鬼であることを知ってしまいー…。
作品講評
読者の記憶に残る印象的なシーンが随所に光り、演出力が高く評価された本作。しかし中盤以降、ラストに向かって駆け足で進んでしまった点がもったいない。展開ありきで話を進めるのではなく、まずはキャラクターを動かすことを意識してみてほしい。次回作に期待。

 

【最終候補】

怨念嫌いの祓い屋家長が怨念祓いを頑張るお話
鷹咲いつき

迷子のラブ
タピ岡ミルクティ子

【総評】

第19回 MAGKAN(マグカン)漫画賞。今回は編集長特別賞2作品、ノミネート3作品選出という結果となりました。
ご応募いただいた皆様に心より感謝申し上げます。

編集長特別賞『勇者はただいま魔王に攫われています』は、魔王と女勇者の学園転生!?ラブコメディ。工夫が感じた面としては、コメディテイストの導入のライトさで読者を引き込み、後半では魔王と女勇者の出会いをドラマチックに描いた点。その落差は読み手の感情をとても揺さぶるものに仕上げられていた。評価に値するその反面、中盤の構成は少し長く感じてしまう部分もあった為、精査を試みてほしかった。また前作と比べ、作画面での成長も見受けられるが、まだまだ粗さを感じてしまう。その点もさらなる改善を期待する。★本作は読切作品としてMAGKANで公開しております。是非ご覧ください。

同じく編集長特別賞『砂漠の王子と赤髪の魔女』は、人に恐れられる魔女と砂漠の国の第一王子の出会いの物語。作画面での課題は多いが、ネーム力があり作品世界に惹き込まれる。また、キャラクターの表情も豊かで血が通っていた。編集部一同、その伸び代を期待しての今回の受賞となった。ただ、アクションシーンはまだまだ改良の余地があると思われる。カメラが近いので、何が起こっているのか判断が付きにくい箇所が多々ある。俯瞰で眺めて、キャラとキャラとの距離感をしっかり捉えたアングル、コマ割りに心がけてほしい。今後の成長に大いに期待したい。★本作は読切作品としてMAGKAN(8月1日更新)で公開予定です。是非ご期待ください。

ノミネート『金魚と迷子』は、幼き頃に行方不明になった幼馴染みが幽霊となって現れた主人公のホラー作品。作中、金魚が大量に現れるシーンがあるが、その点は良い意味で気持ち悪さが際立つ良い画面だった。反面、その他の作画は淡白な印象が残る。ほの暗さの演出の巧みさや作家のポテンシャルも窺えるので、強みを活かしつつ基礎力を高め続けてほしい。

ノミネート『群青と朝陽』は、先天性の疾患の為、犬のような見た目の後輩と宗教2世であることに苦悩する主人公のストーリー。キャラクター設定等を小さくまとめず、大胆に描いていた為、意外性があり楽しめた。型にはまらない点が読み手を魅了する反面、情報過多な印象も残り、消化不良に感じてしまう。特に主人公の宗教2世の設定はやや強引な印象を受けたのでもったいない。コンセプトづくりに強みを感じる作家なので、今後は情報の精査をより強めて作品づくりに向き合ってほしい。

ノミネート『目覚めの時まで腕の中に』は、吸血鬼の少年と過去に彼に助けられた人間の少女の物語。構成面での能力の高さが窺える作品。読者ウケしそうな展開や見せ方の工夫も感じられ評価に繋がった。一方、キャラクターの掘り下げや行動など、説得力には欠けていた印象。どんな人間が何を抱えどう行動するのか、キャラクターづくりを綿密に行うと、同じドラマでも説得力や熱を持たせることができるはず。コンスタントに作品を作れる作家。次回作、大いに期待する。

次回は2023年・夏(締切:8/31当日消印有効)。

優秀な作品は即掲載、関西の編集者が担当に付き、ともに連載獲得を目指すことができます。 また受賞に至らずとも可能性を感じる才能の原石には編集部から担当希望のご連絡を差し上げることも。 ここから将来、日本を代表する作家さんが誕生することを心から願って――皆様のご応募、心よりお待ちしております。


多数のご応募ありがとうございました!
みなさんの応募をお待ちしております!

第20回の締切は2023年8月31日!
≫ 応募作品募集中!

面白かったら応援!

2023/7/1