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『笑うシリーズ』キャラクター人気投票 結果発表 & 唐々煙×やち特別対談
2020年4月7日から4月30日に実施した『笑うシリーズ』キャラクター人気投票の結果を発表!
たくさんのご投票、誠にありがとうございました。
キャラクター人気投票結果を『笑うシリーズ』を描かれているお二人にお伝えし、シリーズを通して語っていただく特別対談です!
──「笑うシリーズ」のキャラの中で一人だけ投票できるというファンには大変悩ましい企画ですが、誰が一位だと思いますか?
煙:天火かな…
や:私も天火かなと思ってたんですけど…白子さんと迷いましたね。でも天火かな。
──ご自身が投票したいなって思うキャラを教えてください。
煙:空丸!
や:これ、投票しちゃダメだったんですか?しちゃった…。
──いや、大丈夫ですよ!ただ、誰にされたか教えてもらえますか?
や:あ、あの…信雄に(笑)
──その理由を教えてください。
や:私はもう…きっと投票数あるかないかのレベルだと思ってたんで(笑) 推している人にしました。芦屋(睦月)さんとどっちにしようかと思ったんですけど、芦屋さんはきっと、ファンの方が多くいると思うので。支援するために信雄にしました。
──支援のためですね(笑) 煙先生の理由も教えていただけますか?
煙:主人公なので頑張ってほしいです(笑)
──ありがとうございます。では早速答え合わせ含め、結果を見ていきたいと思います。
煙・や:おおおー(笑)
──ほぼお二人の予想通りで…、白子さんと天火の二強で争う形になっています。
や:なるほど…やっぱり1位は白子さんかぁー。
煙:比良裏が3位なのがすごい意外でした。
や:そうですね。蒼世の方が上かなと思ってました。
──比良裏はもっと低い予想でしたか?
煙:そうですね、ずっと傍にいる感じの人で、物語の核になる人物ではないので…。
──白子さんと天火に関しては、ほぼ予想通りですね。
煙:当時から反応いただくのはこの2人が多かったので、そういう予想はありました。
や:10位の丹波も意外ですね。もっと下の方かと。だって、宙太郎19位ですよ(笑)
煙:宙太郎!(笑)
や:なんとなく分かってましたけど(笑)
煙:武田より下っていう(笑)
や:そうですよ、嘉神より下ですよ。
煙:…多分、嘉神は一定数の方が好きでいてくださってる。ありがとうございます。
や:すごいな…。
──今後の活躍があればもっとランキングが上だったかもしれないキャラクターはいますか?
煙:どうでしょう…。丹波とかはもうちょっと山場用意していますし、晴鳴ももうちょっとありますね。しつこいですが…。でもこの人はあんまりいい意味でっていうわけではないので。嫌ってもらえる方がありがたいなっていうのはあります。
や:私は信雄に活躍してもらいたいですけど…ないと思うんで(笑) 海臣の方がもうちょっとあがったりするかなと思ってました。
左・織田信雄 右・百地海臣
煙:海臣がけっこう上に。
や:14位ですよ。イケメンだから。海臣みたいなキャラのタイプ好きな人多いと思います。あ、秋水にも入れてくれている人がいますよ!ありがとうございます!
煙:秋水!(笑) 秋水は、一番最初にやられてしまうから…。
や:可哀想な…。
煙:もっとも最弱位置に。
や:強いはずなのに。
――キャラがとても多いとは思いますが、その中で描くのが大変なキャラと描きやすいキャラはいますか?
煙:全体的に…ですか?ツヤベタがあるキャラは大変ですね。阿国は衣装に簪があるので、それだけでアシさんが大変だと思います。誰の装飾が一番めんどくさい?
や:晴鳴がめんどくさいです~(笑)
煙:数珠とかのベタも細かいし、装飾品の描きこみも細かいし大変ですね。
「煉獄に笑う」第十一巻 第六十四話より
――描きやすいキャラはどうでしょう?
煙:描きやすいキャラ…嘉神とかはイケメンじゃないので…イケメンと思って書かなくていいのが楽というか。芦屋(睦月)、獅子丸とかもそうですけど。気負わなくていいのが楽です。
左・嘉神直人 中央・芦屋睦月 右・百地獅々丸
――イケメンはやっぱり気合が必要でしょうか?
煙:女の子のキャラもそうですけど、ぶらせないというか…。「イケメンはイケメンになるように描かなくちゃ」というプレッシャーがあるので体力が必要なんです。なので、イケメンじゃないキャラの方が楽ですね。
――やち先生はスピンオフで色んなキャラを描いて頂きましたが、どうでしたか?
や:描くのが大変というよりも、苦手と言いますか、似せるのが大変だったなっていうのが、鷹峯さんでしたね。なんていうんでしょう。体格の良い男の人は、似せて描くのが大変って感じが常にありましたね…。
――描きやすいキャラはどうでしょう?
や:うーん、蒼世は意外と…それこそイケメンに描けば似せれるかなっていうのがあったので(笑)
煙:(笑)
「犲の残業に笑う」単行本 第一話より
――武田はどうでしたか?
や:武田はイケメンになりすぎてもだめだし、かといってそこまでブサイクでもないしっていう、微妙なラインが意外と難しかったですね。
煙:やち氏の武田の作画めちゃめちゃイケメンやったもんな。
「曇天に笑う」<外伝>上巻 第二話より
――思い入れのある忘れられないシーンを教えてください。
煙:「曇天に笑う」<外伝> の話になりますけど、犲の解散シーンは思い入れがありますね…。「曇天」が終わった後で、自分もネームを描いているときにウッと来たので。描きたかったところですし、外伝を出すってなった時に、これは入れておかないとなっていうシーンがそこですね。アニメーションもすごく綺麗に作っていただきました。
――やち先生はどうですか?
や:曇天のアシスタント作業時に、感動するシーンの下書きを渡されて、ちょっとウルッて来る時はちょこちょこありました(笑)
煙:そうやったん?(笑)
や:そうですよ!(笑) ウッてなる時もあったりしたんですけど、インパクトが今までで一番大きいのはやっぱり天火が処刑されるところかな…。強く印象に残ってるなっていうのがありますね。
「曇天に笑う」第三巻 第十二話より
や:弟たち二人が必死に追いかけてきて縋るシーンが感動的で。それが一番、胸に残ってますね。
――制作秘話や裏話があれば教えてください。
煙:結構、アシスタントさんがキャラをいじるんですよ。それでキャラが出来ていくことがあります。武田とか、浯衛門とか、最初はあんなキャラじゃなかったんですよ(笑)
――そうなんですか!?
煙:武田に関してはもうちょっと無口な奴だったのに、現場でいじられだして、やられキャラになっていったのもありますし。浯衛門も、もうちょっと普通のキャラだったんですけど、なんかちょっと丸っこいキャラクターになっちゃったりとか。現場でいじられたキャラが変わっていくことは、ちょこちょこあります。自分的にキャラが「あれ?こんなんちゃうかったのになー」と思ったのはその二人ですね。
武田楽鳥
――そのいじりがなかったら、スピンオフでのツッコみまくる武田は生まれなかった…?
や:そうですね…。
煙:スピンオフで爆発した感じはしますけど(笑)
や:誇張しまくったので(笑)
――シリーズを通して作品を描く中で、変わってきたなと思うことはありますか?
煙:どうだろう…うーん、担当が、ラブシーンを描かせたがるなっていうのが。
――それは、あの人とあの人のラブシーンとかも…?
煙:だいたいキスしてるところは担当の指示です(笑) 「せっかくやから」みたいな感じで(笑) 恋愛要素はあるんですけど、それを誇張してくれるといいますか…。自分では「必要ないやろ」と思ってしまっていた部分だったので、それを見たいところだと言われて、はじめて気づきましたね。おかげでいいシーンになりました。
煙:キスシーンとか描いたことがなかったので、唇と唇がくっつかない問題が…(笑)
や:唇から描くんですよ~って他の人に言われてたの思い出しました。
煙:「くっつかへん!」ってずっと言ってました。結局手でごまかしたりしてましたね。
「泡沫に笑う」単行本 最終話より
――やち先生はどうでしょう?
や:慣れたっていうのはいっぱいありますけど…。今は仕上げがデジタルになって、アシスタントの作業環境が変わったことでしょうか。
煙:十巻の最終話が、初めて仕上げをデジタルに切り替えたところで。ペン線はアナログで描いて取り込んで、トーンをデジタルでつけたんですが、取り込み具合がめちゃくちゃ細かくなってしまって。「泡沫」の後半も、線がめちゃくちゃ細くなってしまいました。十巻の最初と最後を比べてもらったら、けっこう線の太さが違うのが分かると思います。
や:「泡沫」がすごく分かりやすく、細くなってるかなと。大量に偽物の牡丹が出てきたあたりからデジタルになってましたよね。終盤の線画がすごい細い…(笑)
左・「泡沫に笑う」単行本 最終話より 右・「煉獄に笑う」第十巻 第五十五話より
煙:取り込み数値が分からなくて迷走しているときですね。デジタルに関してはまだまだ右往左往してます。
や:デジタルってどんどん便利になるんですよね。いろんな機能や、素材が増えたりしていくので、それごとに対応し続けなきゃなっていうのがありますね。
――先日5/29に発売した、「犲の残業に笑う」にも一言コメントをお願いします!
煙:まさか一冊になるとは!(笑) 犲に関しては本当にうれしいです。愛着もあったので、こうやって近しい人の手によって書かれたものを読むっていうのは新鮮味がありました。蒼世がボケるなんて全然考えてなかったんですが、客観的にはそう捉えてるんだっていうのもあって面白かったですね(笑)
や:本っていう形になったので、それが一番うれしいなっていうのと。描かせてもらえたこと自体がすごくありがたいし、すごく楽しんで書かせてもらえたので、こうやって単行本で色んな人に読んでもらえたらなっていうのはありますね。なので、WEB連載を読んでなかった人にも読んでもらえたらなって。
――では最後に、読者の方々に一言メッセージをお願いします。
煙:ずっと付き合っていただいている方がいてくださっている方がいて、それがすごくありがたいなと思います。本当に励みになっています。本当にありがとうございます。
や:私は煙先生のアシスタントとして、という立場になりますが、日本語だけじゃなくて、英語でメッセージをくださった方もいらっしゃるんです。ネット環境というのもあって、たくさんの方、海を越えた場所にいる方からの反応も見れるのが、とても感動しますし、ありがたいです。そういう人たちによってすごく支えられています。
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唐々煙Twitter
滋賀県出身。劇団☆新感線の舞台をコミカライズした「takeru –SUSANOH~魔性の剣より-」で2005年にデビュー。2011年から2013年まで連載された「曇天に笑う」は、2014年にアニメ化、2015年に舞台化。2017年より3部作での劇場アニメの公開がスタートし、2018年には実写映画も公開される。現在は「曇天に笑う」の前日譚にあたる「煉獄に笑う」と、藤沢文翁による朗読劇「MARS RED」のコミカライズを同時連載中。
やちTwitter
大阪在住。唐々煙先生のメインアシスタントを務める傍ら、2019年、唐々煙による「曇天に笑う」のギャグコメディスピンオフ「犲の残業に笑う」の連載をMAGKANにて開始。「笑うシリーズ」の中では信雄推し。