• お知らせ 2022.7.1

第15回MAGKAN漫画賞、結果発表!

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第15回募集、ノミネート5作品選出!

多数のご応募ありがとうございました。その中から選出された、栄えある受賞作品は…? (8月末締切分)

Ultra Light BAD END

竹下かえる

あらすじ

とある漫画家と、その彼女であり漫画アシスタントでもあるウサ子。自分よりも才能があるウサ子にプレッシャーを感じた彼は彼女に別れを告げるが…。待ち受ける結末はバッドエンドか!?

作品講評

冴えない漫画家が若く才能溢れるアシスタントの彼女に別れを告げるところから始まる作品。作品の空気感と作画のバランスが良くキャラクターにもインパクトがあった。ただ、序盤は勢いを感じられたものの、中盤から終盤にかけてはやや既視感のある展開に感じ、勢いが失速してしまった印象。表現の方法も少し懐古的なところが感じられたため、流行りの作品を研究するなどして、アップデートを図ってほしい。

モネと先生

おさかなランウェイ

あらすじ

魚人の住む島を研究している「先生」とワケあって預かっているモネは一緒に買い物へ行ったり、ご飯を作ったり、お風呂に入ったり、いつも一緒。どうやらモネは先生に恩返しがしたいようだが…。

作品講評

モネと先生のピースフルな日常を描いた作品。キュートさを最大限に押し出し、可愛くデフォルメされたキャラを活かした本作はとても微笑ましかったが、読者に読ませるためには可愛さの中に少し異質さを忍ばせるなど、何かもう一つ突き抜けたポイントが欲しい。また、ストーリーもあらすじ以上のことが起こらないのでもったいない。とは言え、キャラクターの描写は魅力的だったので今後に期待。

こわいものなんて

わさびなゆき

あらすじ

漫画家アシスタントの木尾間は、オンラインゲームのグループでシルクと名乗る青年と出会う。一緒に過ごす時間が増えるにつれ、2人の関係性も少しずつ変化していき…。

作品講評

自分に自信がなく、一歩を踏み出せない少年の淡く純粋なBLストーリー。主人公の感情の機微が丁寧に描けている点は高評価。しかし、主人公以外の人物像は分かりにくかった印象。モノローグで主人公の心情を表す手法を多用しているので、もっとキャラクター同士の掛け合いを通して内面を描いていければ、キャラクターの関係性や解像度が上がり、もっとリアルな作品に感じられるようになるだろう。次回作に期待。

瀬名あやかし医院

こよりさつき

あらすじ

突然、妖怪が見えるようになってしまった新米看護師の春菜(はるな)。困った春奈は病院へ駆け込むが、なんとそこは妖怪専門の病院で…。新米看護師の成長を描いた本格医療作品!

作品講評

華やかで可愛らしく、丁寧な作画が魅力的。作品のテーマも分かりやすく好印象だが、コマ割りやカメラの動かし方に関してはもう少し研究が必要。ヒキで描かないと状況が分かりにくい構図があったりするので、内容だけでなく視覚的にも読者を満足させられるようにして欲しい。ただ、視覚的な面で言うとバラエティーに富んだキャラクターは楽しめたので、今後に期待大。

踊り場

三浦半塔

あらすじ

戦場のためにデザインされた、戦闘用人型兵器たち。かつての同胞を助けるため、一人の少年が5年ぶりに研究所へ訪れてみると…。

作品講評

読者を引き込む雰囲気の作り方は流石。キャラクターの設定やその魅力を最大限に魅せる演出がきちんと練られている。しかし、今作は描きたい世界観に対してページ数が短かったために、やや消化不良に感じてしまった。もう少し読み手の存在に意識を向け、次回作では読者の心を揺さぶるような作品を期待している。



宇治川ライン鉄道

水井秀彰

仮面の踊り子

青山イチハル

多分魔法少年 ギャリー・カッターの日常

中野信貴

魄天星

梦路辿

COLOR CODE

梅田真代

猫、拾いました。

モリタンゴムライ

今日見る夢は明日見ない

黒乙女


第15回 MAGKAN(マグカン)漫画賞。今回はノミネート5作品選出という結果になりました。
作品をご応募いただいた皆様に心よりお礼申し上げます。

『Ultra Light BAD END』は、30代になっても卒業しきれないモラトリアムのような雰囲気に浸れる作品。
ヒロインのキャラクターも個性的で目を惹く。ただ展開的には何かが始まりそうで始まらない形で収まってしまい少し残念。どうしようもない男の半歩前進がテーマかと思うが、主人公の自己完結でまとめきらないドラマ性や展開がほしかった。

『モネと先生』はフルカラーの心温まる物語。
魚人の住む島に暮らす研究者の青年と謎の子供・モネのちょっと不思議でたのしい日常が描かれている。ただし、ストーリーとしては物足りない印象が。とても微笑ましく読み進められる反面、目新しさは乏しい。今後は差別化や売りとなる要素を是非追求してみてほしい。

『こわいものなんて』は、人との関わり方に悩む新人漫画家のBL作品。
非常に丁寧に描けており、主人公の心情に寄り添いながら読み進めることができた。ただ展開としては、独りよがりのまま進んでいくような印象を覚え、クライマックスを迎えても成長のカタルシスが感じ取りづらく勿体ない。成長を感じさせる作家さんなので次回はこの点を課題として定め克服してほしい。

『瀬名あやかし医院』は、表情豊かで可愛らしいキャラクター造形、細部にまで注力された丁寧な線画等など、描き手の基礎力の高さが窺える。
反面、コマ割りが単調で演出に関しても少し地味な印象を覚えてしまう。情報を提示することだけに囚われるのでなく、「読み手の五感を刺激しながら伝えること」を意識すれば、自ずとメリハリのある構成や演出に説得力が増すはず。

『踊り場』は、ポストアポカリプスのSF作品。
銅賞受賞の前作『一角獣』と変わらず圧倒的な表現力は健在。ただし、今作に関してはストーリーがダイジェストチックで消化不良なきらいが。挑戦的な試みを評価しつつも、次回作はエンタメ作品として読者の心をしっかりと掴み切る作品を期待したい。

次回は2022年・夏(締切:8/31当日消印有効)。
優秀な作品は即掲載、関西の編集者が担当に付き、ともに連載獲得を目指すことができます。また受賞に至らずとも可能性を感じる才能の原石には編集部から担当希望のご連絡を差し上げることも。ここから将来、日本を代表する作家さんが誕生することを心から願って――皆様のご応募、心よりお待ちしております。

多数のご応募ありがとうございました!みなさんの応募をお待ちしております!

第16回の締切は2022年8月31日!

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