• お知らせ 2020.4.1

シュッとした噺【第二十回】モデル・女優 三戸なつめさん

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関西にいる「シュッとした」人たちから「シュッとした」お話を聞きたくて始めた、MAGKANインタビューコーナー!

第二十回は、

奈良出身で、モデル・女優・タレントの三戸なつめさんにお話をうかがいました!読者モデル時代から現在に至るまでの想いについて語っていただいたインタビューです。※今回は特別にプレゼント情報も!ぜひ最後までご覧ください!


「やってみなきゃわからない」っていつも強く思う

──2010年に関西で読者モデルとして活動を始められてから、今やテレビ番組『ちちんぷいぷい』(毎日放送)でコメンテーターとして出演する等、幅広く活躍されていますが、当時はこんな仕事をするようになると想像していましたか?

三戸(以下、M):全く…(笑) 読者モデルを始めた頃も、ある日突然スナップ写真を撮られて、関西のヘアカタログ『カジカジH』やファッション誌『関西girl’s style exp.』(ともに交通タイム社刊)とか、いろんな雑誌の企画に呼んでもらえるようになって、気が付けば『mer』(Gakken刊)とか全国のファッション誌にも出るようになって…、といつの間にか進んでいったんです。最初はカフェでアルバイトしていたんですけど、このままアルバイトでもいいかなと思っていたくらいで(笑)

──それが歌手や女優やコメンテーターに…。

M:今思えば、事務所の先輩のモデル 武智志穂さんが関西の深夜ドラマに出演されているところを見たのがきっかけだったのかもしれません。そこで「読者モデルにこんな道があるんや、女優さんもできるんや」と気付いて、芸能界に入りたいと思ったんです。19、20歳くらいの頃かな。読者モデルと言っても、年齢もあるし、同じ雑誌にずっとは出られないと思っていたので、「自分は何をしたいんかな」と考えていて。それで、歌も好きだし、演技も好きだから、じゃあ芸能界で何でも挑戦してみよう、と。

──読者モデル時代から拝見していたので、芸能界に入られてから、『ちちんぷいぷい』にも登場されたのは衝撃的でした。

M:いや私もです。コメンテーターは全く考えてなくて(笑) 「何で呼んでもらってんねやろ」「今の社会のこと ちゃんと勉強せな!」と思ってニュースをちゃんと見るようになりました(笑)

──考えたことがない仕事でも、とにかく挑戦されてきたんですね。不安に思うことはありませんでしたか?

M:100%無いわけじゃないんですけど、不安はあんまり持たないです。「やってみなきゃわからない」っていつも強く思うから。20歳になってから新しいことを始めるのは遅いかもしれないんですけど、最初はみんなやったことがないんだから、「やらなきゃ始まらんし、やれるだけやろう」と。

──挑戦を厭わない姿勢がすごくカッコいいです。

M:失敗してもそのあとの成功に繋げればいいし、失敗したその時は大変で辛いけど、何かを自分の成長に繋げられればいいと思えるタイプなので…。けっこうポジティブなんです。やっぱり、芸能界のお仕事をしていたら、いつお仕事がなくなるか わからないですし、求めてもらえることは単純に嬉しい。そう思い続けてきたから、いただいたお仕事は何でもやりたいなと考えています。

──失敗してしまった時のリフレッシュ方法は何ですか?

M:友達に会うことかな。おしゃべりがリフレッシュになります。友達といればお箸が転がっただけでおもしろいので(笑) 考え込むと人に会いたくなくなってしまうんですよ。そうなる前に息抜きがてら友達に会うと、落ち込んでいることについて話さなくても、自分の気持ちが明るくなって、一つの視点でしか見られなかったことが「あっこういう考え方もあった」って気付けるようになるんです。「人と会うのって大事やな」って思います。

大阪はいい意味ですごくゆるい

──いろんな挑戦をされる中で、転機だったと思うお仕事は何ですか?

M:『前髪切りすぎた』(Sony Music Associated Records)で歌手デビューした時かなぁ。外で「前髪の子や」って言ってもらえるようになったり、お仕事の幅も広がってメディアにいっぱい出演させていただけるようになったり…。

――一気に忙しくなったんでしょうか?

M:忙しさはあんまり変わりませんでした。ありがたいことにいっぱい雑誌があって、朝から晩まで休みなく動いていたので。ただ、初めましての方に会う機会が増えたことが一番戸惑いました。どうしようって。

――どうしよう?

M:自分にどういうことを求められているのか、わからなかったんです。前髪は短いとしても、どう自分をアピールして、どういう風にテレビに映ったらいいのか。今は呼んでいただいた番組ごとに「自分がそこにいる意味」を考えるようになったのでちょっと成長したかなとは思います。

――出演番組のスタジオが東京や大阪とバラバラで、行ったり来たりが多いと思うんですが、場の雰囲気に違いを感じますか?

M:感じますね…(笑)

――そんなにですか…?(笑)

M:話す感じも全然違います。大阪は良い意味ですごくゆるいです。帰ってきてホッとする。だから、東京での取材より、大阪での取材の方がホッとしながらしゃべれる感じはやっぱりあります。別に東京が悪いとかじゃないんですけど、人の居方…空気感、ですかね、それが違う。アットホームで、見えない壁がないんです。大阪の人は「お茶飲んでいきや~」(お婆ちゃん風に話す三戸さん)っていう感じ(笑) 東京だと「コーヒーにしますか?紅茶にしますか?」(キリッと話す三戸さん)っていう感じ。

――す、すみません…いいのか悪いのか…!(三戸さんにお会いしてすぐ、「お茶どうぞ~」と問答無用でほうじ茶を差し出したインタビュアー)

M:いいんです!(笑) すごくいいんです。

中崎町をぶらぶらするのが好き

――ありがとうございます…。ちなみに東京はどういうところが好きですか?

M:東京はすごく刺激があって、シャンとなるかな。ここで頑張ろう、みたいな。自分のセンスを磨く場所だと思っています。東京は代官山や中目黒のような、少しグレードの高いオシャレな街に行って、「こういうのがオシャレなんだな」「この空間がいいな」っていうのを学ぶ場所。

――大阪ではどこによく行かれますか?

M:中崎町をぶらぶらするのが好きなので、よく行きます。カフェの「Marble」とか、「太陽ノ塔」とか…。古着屋さんなら「Pigsty」が好き。

――中崎町って意外と新しいお店が増えていきますよね。

M:ですよね!この間久しぶりに行ってみたら、タピオカ屋さんまでできていて驚きました。友達にクリエイターが多いので、あのあたりで展示会をよく開いていて。『ちちんぷいぷい』とか『+music』(毎日放送)とかの収録後に見に行くこともあります(笑)

――外を歩いていると、よく声を掛けられませんか?

M:主婦の方にすごく声を掛けられます。前までは若い子が多かったんですけど、最近は『ごごナマ』(NHK)の影響もあるみたいで。SNSのメッセージでも、「子供の前髪切りました」って写真が送られてきたり(笑)

今「FEMMUE」(ファミュ)にハマッています

――YouTubeで「ビデオブログ」として日常やメイクの動画を更新されていますが、あちらは同世代の方が多いんでしょうか?

M:そうですね。同世代の方と、あともう少し若い方と…。でも、意外とおじさんも観てくれているんです。「酒飲みながら観ました」とか。基本的には日常の動画を作るんですけど、やっぱりみんなが知りたいのはメイクやヘアアレンジのことだろうな、と思っていて、これからはそういうのも載せていこうかなと思っています!

――ご本人がセルフメイクを紹介してくださるのって、ファンの方にはたまらないですよね。ちなみに、最近ハマッているコスメは何ですか?

M:今「FEMMUE」(ファミュ)にハマッています。クッションファンデが自分に合う。月イチくらいでハーブピーリングをやってもらっているんですけど、そのお店の方が勧めてくださって。美容液が入っているファンデなので、塗っていても罪悪感がないんです。

――お仕事柄、長時間メイクをしないといけないので気を使いますよね。

M:できればファンデーションをつけたくないくらいなので…。お休みの日だったら、目元と小鼻のところだけクッションファンデで押さえて、日焼け止めだけ塗っています。プラマイゼロになればな、って。

――どれだけ疲れていても、必ずやる肌ケアはありますか?

M:プラセンタの原液がありまして!使いだして2年くらいなんですけど、めちゃくちゃ良いです。「日焼けしてしまった!」という時にすぐ使うと、赤みの引きが本当に早い。あんまりその辺に売っていないんですが、本当にオススメです。私は美容室で買っています。

30歳になったので、ハイブランドのカバンや靴を持とうと思ったんです

――良い情報をありがとうございます!お洋服だと、どういうことに気を付けていらっしゃいますか?

M:あんまりシンプルすぎないようにしています。色物や柄が好きなので、気を付けるというか必然的に選んじゃうんですけど…。あと、最近はちょっと大人っぽくしたいので、アクセサリーやカバン、靴に大人っぽいアイテムを足すようになりました。

――一点投入ですね。

M:30歳になったので、ハイブランドのカバンや靴を持とうと思ったんですよ。あっ、でも正規の物じゃなくてヴィンテージの、お値段はリーズナブルな物ではあるんですけど!(笑) もともとヴィンテージがすごく好きなので、ちょうど良くて。今日みたいに、スウェットにハイブランドのカバンとか。アクセサリーは安いものをこまごま買って合わせるんですが、カバンや靴は思い切って。

――服のシルエットも気にされていますか?

M:そうですね。背が低いので、できるだけ腰高に見えるようにしています。大きめのトップスを着たとしても、ベルトマークして目線が上に行くようにするとか。

演技のことを究めていきたい

――これから新しくやりたいお仕事はありますか?

M:新しいことをやりたいというより、今やっているお仕事で、演技のことを究めていきたいという気持ちの方が強いです。演技は人間として勉強になることがすごくたくさんあって。自分と違う誰かになることを、これからも究めていきたいなと思っています。

――漫画原作のドラマ『賭ケグルイ』(スクウェア・エニックス刊)や舞台『鉄コン筋クリート』(小学館刊)にも出ていらっしゃいましたね。

M:キャラクターになるのはすごく好きです。ちょっと狂った感じの冷酷な幼女の役とか、ヤンチャな男の子の役とか、とても楽しくて。やっていてすごくワクワクする。原作を読み込むので、そのキャラクターが大好きになるし、好きになったらもっと楽しくなる。どんどんノッていくんですよね。

――漫画を読むのもお好きなんですよね。

M:小さい頃から好きです。お休みの前の日にお菓子をしこたま買って、それをつまみながらソファにごろんとなって、漫画を読むのが一番幸せですね(笑) 紙の漫画だと2巻分ずつ順番に買って読むんです。まずは1・2巻、おもしろかったから次は3・4巻…みたいな。漫画アプリだとすぐ最後までいっちゃいますけど…(笑) 気になるから課金!って。まんまと戦略にハマッています(笑)

――一番好きな漫画は何ですか?

M:本当に忘れられないのは『烈火の炎』(小学館刊)。小金井と紅麗が好きなんです。最終話で、自分の時代に帰る紅麗のために、現代に生きる小金井くんが一緒についていくシーンがあって。そこが切なかったです。誰かのために自分を犠牲にする、みたいなお話に弱いですね…。『こっぱみじんの恋』(白泉社刊)も小学生の頃に姉から借りて読んでいて、あれで恋愛について学んだ気がします(笑) あとは、中学生時代にバレー部だったので『リベロ革命!!』(小学館刊)もよく部内で回し読みしていました。今だったら『ハイキュー!!』(集英社刊)とか、『BEASTARS』(秋田書店刊)が好きです。

――これだけ物語が好きだからこそ、自分がその中の登場人物になることに熱中できるのかもしれませんね。

M:だからこそ、演技のお仕事をもっとやっていきたいなと思いますね。でも、「これやってみぃひん?」って言われたら、やっぱりやってみようかなと思うかも。新しいお仕事のお話を聞いて、「やってみようかな」と思う時って、絶対自分が何かに対してときめいてるんですよ。「これをやったら何かが変わるかも!」みたいな。そうやって自分がワクワクしだしているとわりと良い兆候にあるんです。だから、もしそんな時がやってきたら、また挑戦します!



Q.「シュッとしてる」ものって何だと思いますか?

M:一番に考えたのが、アゴ。あとは毛がない細い犬。それから、お笑いコンビ アインシュタインの稲田さんが思い浮かびました(笑)

Q.自分の名前で缶詰を出すとしたら、中に何を詰めますか?

M:自分の脳みそかな?

――商品として売られても大丈夫ですか?

M:……いい人に巡りあえれば(笑) 何だろ、あ、プリクラ入れたいです!小学生の頃から20代手前くらいまで撮ってたんかな。「花鳥風月」(プリクラ機)とか、盛れるので撮って、「ゆず」の歌詞とか書いていました(笑)

――今も持っていますか?

M:あったんですよ!実家の掃除をしていたら出てきて。めっちゃ懐かしくてスマホに貼りました(笑)


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期限

4/30(木) 23:59 まで


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モデル・女優・タレント。奈良県出身。2010年に関西で読者モデルを始め、2015年には中田ヤスタカプロデュースによる『前髪切りすぎた』でアーティストデビューをした他、様々なテレビ番組にも出演し、活躍の場を広げている。


撮影:青谷建

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